昭和の想い出ーその4
『空き地での野球と赤い空と』
子供の頃の想い出は、思い起こしてみるとほんと沢山あって、とにかく空き地が沢山あって色んな昆虫が沢山いました。
友達とザリガニ釣りに行ったり、クワガタやカブトムシを取りに行ったこともありましたしね。
同年代くらいの子供も沢山いたので、遊び相手にも困りませんでした。
僕には、5歳年上の姉と4歳年上の兄がいました。
実家の隣の家にも、男の三兄弟がいて、家の前の空き地で野球とかして遊んでいました。
あだ名
その三兄弟にはあだ名があって、姉と同い年の長男が『ピーマン』、その二つ下の次男が『トッチ』、僕の一つ上の三男が『ドボヨン』ていうあだ名で呼ばれていました。
なんで、そんな変なあだ名なのか知りませんが、『ピーマン』だけは、頭がスカスカだから、だったと思います。(ひどいですね〜)
でも、子供のあだ名なんてそんなもんですよね。
※家の前の飯場にて(古すぎて誰だかワカリマセン)
余談ですけど、祖母のばばちゃんは、僕の兄のことを『ボク』って呼んでました。
理由は、兄が自分のことをぼくって言ってたからみたいで、祖母から『ボク』って呼ばれるのを嫌がっていた兄は、中学生くらいから自分のことを我輩っていうようになりました。
ばばちゃんは、それ以来兄のことを『わがはい』って呼ぶようになりましたとさ。笑
家の前の飯場では、良く遊んでいたように思います。
近所の子供たちと遊ぶときは、僕が一番年下だったので、よくムリしてましたね。
土管から飛び降りたりするのも怖かったけど、頑張って飛んでケガしてました。
壁の塀とか、土管から飛び降りて頭から地面に激突して2〜3回は頭から出血したのは覚えています。
いつもどこかをケガしていました。
※誰だかわからないけど、JoJo立ちぽくないですか?笑
空き地での野球と赤い空と
家の前の飯場も、ちんじたちが引っ越ししてからしばらくは空き地だったんですかね、積載用のトラックが出入りしたりしていた時期もありました。
その後は砂利が敷かれて業務用のトラックとかの駐車場になりました。
昼間はトラックも出払っていたので、そこで野球をしたりして遊んでいました。
ま〜暗くなっても遊んでいましたね、ある日家に帰ったら親父に「捜索願い出すとこだった」なんて言われて“なんて大げさな”って思っていましたが、本当に心配してくれていたんでしょうね。あのときは心配かけてごめんね
まわりの子供たちは年上ばっかりだったので、僕はオミソ扱いでした。
僕のときだけ、下手投げとか、それが嫌で悔しかったんですけど、まぜてもらえるだけ有難いもんでした。
家の前の道路で、ロクムシとかもしてました。
小学校の頃までは、よく一緒に遊んでいました。
野球は僕らの子供時代、子供たちが集まって遊ぶ定番の一つと言っても過言じゃないんじゃないですかね。
僕はサッカーの方が好きだったんですけど、周りでは誰もやらないのでサッカーはやりませんでしたね、結局。
いつものように野球をしていたある日の夕方、物凄い数のトンボの群れが飛んできました。←トンボです
あの時の光景は、とても印象に残っています。
空一面が赤とんぼの群れで真っ赤に染まるような勢いだったんですよ。
季節は秋頃だったと思うんですけど、秋の空と相まってみた赤とんぼの群れは、それは美しい光景でしたよ。
その日一日ではなかったと思うんですけど、その日は特に異常なほどのトンボの群れが飛んでいたんですよね。
今では信じられないような、二度と見ることはないような景色でした。
オニヤンマとかも飛んでいたような気がしますが、とにかく赤とんぼの数がハンパじゃなかったです。
トンボって、目の前で指をぐるぐるさせると捕まえられるんですよね。
その日はもう、捕まえ放題でした。笑
すぐに離してあげるんですけどね。
とても素敵な季節からのプレゼントでした。
いつのまにか、東京でトンボをみかけることがなくなって、どれくらい経つのでしょう
今よりも不便なことも沢山あったけれど、昭和の時代は、季節を感じられる日常でした。
心の豊かさとテクノロジーの進化とは全く違うものなんだなぁ、とか思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたにとって、素敵で幸せな日常でありますように願いを篭めて
その5につづく
昭和の想い出ーその3
『川崎大師とくず餅と』
昭和の想い出ーその2
『座敷わらしと建て替えと』
昭和の想い出ーその1
『家の前の飯場と八幡神社と』
人生の想い出
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