【皮と革の違い】〜Reborn as leather〜
【皮と革の違いってなに?】リボーン アス レザー/Reborn as leather
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、以前友人に聞かれたことがあったので、『皮革』の“皮”と“革”の違いについて触れてみたいと思います。
<皮とは>
皮は、動物だけにとどまらずリンゴやみかんなどの果物や、大根やニンジンなどの植物にも使われている漢字ですよね。
辞書にはこのように記載されています。
1・動植物の表面をおおう膜などの部分。表皮(表面をおおう組織)。
2・獣などの皮(1)をはぎ取ったもの。
つまり動植物の表皮、若しくははぎ取った状態のものをいいます。
それに対して、革はこのように記載されています。
<革とは>
1・獣の皮から毛を取り除いたもの。つくりがわ。なめしがわ。
2・前のものを取り払って、様子を変える。改める。改まる。
とあります。
ようするに、動植物からはぎ取った状態のものを“皮”といい、その状態のままでは劣化したり腐敗してしまうので、そうならない為に鞣し工程を加え劣化を抑えながら、素材としての柔らかさや強度が生まれて“生まれ変わった皮”を“革”と呼びます。
『皮』 → 鞣す → 『革』
自然な状態である『皮』は、人智と融合してはじめて『革』へと成るのです。
【*画像/世界のカバン博物館より】
<鞣すとは>
「皮を柔らかくして耐久性や可塑性を加え、皮革として利用するための工程」のことを言います。
なめし剤が皮の主成分であるコラーゲン蛋白質と結合して皮から革へと成ります。
この鞣し工程を経て皮は革へと変貌を遂げていくわけですが、“鞣し”は湿度や気温、水の質(硬水か軟水か?)によっても違い、それぞれのレシピが鞣し工場の腕であり財産でもあります。
特にエキゾティックレザーの場合は、それぞれの皮革によって皮の繊維質も違うので、特別な配慮と経験が必要となってきますので、鞣し技術も微調整を繰り返しながら日々進化をし続けております。
【*画像/世界のカバン博物館より】
以上【皮と革の違い】についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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