リザード革財布の魅力と耐久性
はじめに
ひとことに革財布といっても色々な種類があります。フェイクレザーや合成皮革は“革”ではないので割愛しますが、牛革、羊革、豚革、馬革などの一般的な革だけでも多くの種類があります。
フェイクレザーや合成皮革については
『レザーについて“合成皮革はレザーじゃない!?”』をご覧ください
そして一般的なレザーの他に、種類豊富な“エキゾチックレザー”というものがあります。
エキゾチックレザーとは、要約すると家畜動物以外から得られる皮革の総称ですので、非常に多くの種類があります。
クロコダイルなどのワニ革、パイソンなどのヘビ革、オーストリッチやエミューなどの鳥類の革、シャークやエイ、ピラルクなどの魚類の革、ハープシールやケープシールなどの海獣類の革(シールレザー)、そしてテジューやリングなどのトカゲ革(リザードレザー)があります。
エキゾチックレザーについて
革財布の新調を検討されている方に、おしゃれで他人と被らない財布として、リザードレザー(トカゲ革)の財布の魅力と耐久性についてお話させていただきたいと思います。
トカゲ革財布の魅力と耐久性
小型の恐竜ともいわれておりますリザード(トカゲ)革は、クロコダイルと並んでエキゾチックレザーの代表格となっています。
名刺入れなどの小物から時計ベルト、財布やハンドバッグからベルトまで様々な製品として使用されています。
その魅力はなんと言っても細かく粒の揃ったウロコ模様にあります。
リザード(トカゲ)革のウロコ模様は、その美しいデザインと緻密さが特徴です。
細かく粒の揃ったウロコ模様は、まるで宝石のような輝きを持ち、繊細なディテールが視覚的な魅力を生み出します。
ウロコ模様は均一で整然としており、見る者に高級感と洗練された印象を与えます。
また、ウロコ模様の粒が細かく揃っていて、光の反射や陰影が立体感を演出します。
光の当たり方によってウロコが輝き、革製品がより一層魅力的に見え、革製品に奥行きや動きをもたらし、豪華さとエレガンスを演出します。
加えて、その耐久性はクロコダイルに引けを取らないもので、高級皮革として独特の地位を占めているといえます。
普通に使用しても5〜10年、大切に扱えば一生モノのアイテムでもあります。
トカゲの種類は地上に3000種以上存在していますが、皮革製品に使用することが出来るものは、ごく僅かものになります。
テジュー(左)とリングマークリザード(右)
リザード革とは、トカゲ革のことで、現在流通しているものは、リングマークリザードとテジューになります。
リボーンでは、そのどちらも製品化しておりますが、同じリザード革という括りの中にあって、その両者の表情には大きな違いがあります。
耐久性については、リングとテジューどちらも革の繊維が綿密で非常に耐久性にも優れています。
長い時間をかけて“相棒”として経年変化(エージング)をお楽しみいただけます。
以下で両者の特徴についてご説明差し上げたいと思いますので、ご覧ください。
※他に以前流通してしたものの、ワシントン条約によって現在輸入できなくなったトカゲでは、“アグラ” “オーバル” “マカッサル” “ジャクルシー”などがありました。
■リングマークリザード(ミズオオトカゲ)
上品なウロコ模様が美しいリザード界のプリンセス最近ではあまり目にする機会も少なくなりましたが以前は高級婦人バッグなどに使用されることが多かったです。
一般的にはF/C(フロントカット)で使用されることが多いです。
背中にリング状の斑紋が並んでいるところから、リングマークトカゲと呼ばれていますが、その斑紋を残したものとブリーチしたものとが製品化されています。
その繊細な表情はまさに“リザード界のプリンセス”といったところでしょうか。
■テジュー(ヤクルス)
ワイルドながらも高級感漂う“小型のクロコダイル”時計ベルト業界では『ヤクルス』とも呼ばれています。
リングに比べて一般的な流通量が少ない希少な革になります。
台形のような形をしていて、その形状から取り都合が良くないので、リングよりも高額な商品となり、希少なものとなります。
また、お腹の表情がとても美しく、まるで“小型のクロコダイル”を思わせます。
実際、初めて見た方は皆様『クロコダイルですか?』と仰られます。
革業界では、トカゲ革の全般をリザードと呼んでいますが、ペット業界等では、大き目のトカゲを「モニター」と呼び、それ以外を「リザード」と呼んでいるようです。
テジューの特徴は、独特のウロコ模様にあり、他のリザードには見られないものです。
お腹のウロコ模様が綺麗なことからお腹をメインとする為に、背中で割くB/Cバックカットが主流です。
【テジュー(マット仕上げ)黒B/Cバックカット】
また、通常のリザード革が均一の粒のウロコ模様になっているのに対して、テジューは腹部の正中線周辺がふっくらした大き目の長方形になっていて、このウロコ模様がクロコダイルの竹腑を連想させるのです
一方、リングマークリザードは、背面をカットするB/Cバックカットよりも、腹面をカットするF/Cフロントカットの方が多用されています。
【リングマークリザード艶(グレージング仕上げ)F/Cフロントカット】
リングリザードの場合は、どちらかというとF/Cの方が多く使用されています。
リザードのこうした模様は、独特な高級感を醸し出す特徴にもなるので、カテゴリーやジャンルを問わず、様々な製品に使用することができると言えます。
リングリザードとテジューを下記動画で紹介していますので、ご覧ください。
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革財布選びのポイント(選び方)
革財布を購入される時に見るべき大切なポイントなどをご紹介しております。リザード財布の一部をご紹介
リングマークリザードF/Cをアウターはもちろん、インナー収納部やマチに至るまで全面に使用しております。
■名刺も入る22枚収納可能なカード段/ポケット5ヶ所/小銭入れ2ヶ所
リングマークリザードのみで作られた長財布です
レディースタイプ/オールリザード・ピンク
リングマークリザードの高級感のある艶が本物の美しさを感じさせてくれます。
テジュー/グレージング仕上げ(茶)
まるでクロコダイルのような美しいウロコ模様のテジューを一枚革で使用した長財布です。
長財布(トカゲ革)テジュー・ブラウン/Re-Bone classics(リボーンクラシックス)Long wallet
胸ポケットにも収納可能な薄型で粋な長財布はいかがですか?
テジューB/C(マット)をアウターとベロ部分に、インナー収納部は全てカロングマット黒を、裏地として高級牛革サドルレザーを使用した文字通りオールレザー。
■2種類のE-レザー(テジュー&カロング)とサドルレザーを使った他では見ることのできない長財布です。
3種類の経年変化を楽しめると共に、全てが革の吟面(表面)を使用しているので、裏地がボロボロになる心配もない一生モノです。
長財布オールレザー/テジューマットブラック
グレージング(艶)仕上げとは違った使い込んでいくほどに増す艶感はまさに経年変化の美しさと歴史を感じさせてくれます。
■リザード製品一覧
世の中には千差万別な素材、多種多彩な色合いのお財布があります。
エキゾチックレザーにも色々な種類があって、それぞれの生命たちの軌跡が映し出されたかのような皮革の表情たちは“天然のアート”といっても過言ではないのかもしれません。
そこに人の努力や経験、知識などが積み重なって、様々なエキゾチックレザーを染色して時によっては更なる加工工程を踏まえたものなどもあります。
色合いとはまた違った“革感”をお探しの方はエキゾチックレザーも選択肢の一つとして考えていただければ幸いです。
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