長く使える財布
合成皮革と革について、本革と床革について
“長く使える財布”っていったいどんな財布なのでしょうか?
一般的に、合皮、ビニール製の財布よりも革財布の方が長く使えると言われていますが実際に革財布の方が末永くご愛用いただけます。
また、本革はよく“呼吸する素材”といわれるほど吸湿性と放湿性に優れた素材でもあります。
何十年と使い続けることができる革財布に比べて、合成皮革の財布は数年程度で劣化してきます。
長く使い続けることによる変化を、合成皮革では「経年劣化」と呼び、革財布では「経年変化」と呼ばれています。
合成皮革を“革”と勘違いされる方がいらっしゃいますが、合成皮革は“革”ではございませんのでご注意ください。
合成皮革と本革の違いについては、『合成皮革はレザーじゃない!?』をご覧ください。
革財布の中でも特に、革の吟面(表面)を使用している革財布の方が耐久性があります。
また本革とは革の表面に吟面がついた革を指し、それに対して床革は革の表面にある吟面を取り除いた内側の部分を指します。
人間の身体を皮膚が覆っていて、外傷や細菌などの外界から身を守っているのと同じように、一つの生命体を保護(プロテクト)しているのが、革の表面部分なので、革の中でも吟面が一番耐久性があるのです。
“天然のアート”エキゾチックレザーの魅力
エキゾチックレザーの特徴は、その吟面にあります。
一般的な家畜動物以外の動物から得られる皮革を総称して“エキゾチックレザー”と呼ばれているわけですが、世界中には様々な環境があって、その中で生命を育んできた者たちなので、それぞれの環境に適応(進化)してきた証が革の吟面(表面)に現われているわけです。
一般的な革と比べて凹凸があり、差し計ったわけでもなく均等に規則正しくデザインされたエキゾチックレザーの吟面は“天然のアート”とも呼ばれています。
実際にパイソンやクロコダイル、オーストリッチやリザードなどのエキゾチックレザーを模した型押しをよく見かけます。
型押しの技術も高くなっていて、本物により近くなっていっているとも思いますが、どんなに人間の技術が発達しても本物には適わない部分もあります。
それが、それぞれの生命の軌跡とも呼べる個体差(うろこ模様の違い)であり、足跡(傷あと)でもあります。
見た目にも違いがありますが、肌触りも本物とは違います。
店舗にお見えになられたお客様方は実際に革財布を手に取られて、その質感に驚かれる方も少なくありません。
質感は、目に見える部分とは違って感じるものですが、一番大切なことは目に見えないところにあるのかもしれません。
空気も、人の気持ちも目に見えるものではありませんが、とても大切なものです。
最近では「皮膚は「心」を持っていた!」といった本が出版されていますが、まだまだ人間がしらないことが世界には沢山あります。
一つの生命体の記憶が宿っているかもしれない、そして末永く相棒として寄り添ってくれる“天然のレザーの革財布”を手に取ってみられてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださってありがとうございました。
あなたの日常が素敵でかけがえのないものでありますように願いを篭めて。
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