昭和の想い出ーその13
『幻のインターハイ・返還の年』その3
その2からの続きです。
選抜大会と火の国旗大会
そう、大事なこと書くのを忘れていました
中学校卒業の翌日から目黒高校に通うことになったのですが、春の高校選抜大会に向けて連日練習試合をしていました。
僕たち新一年生はそこで先輩たちのサポートと、一日中声を出して応援していたので、すぐに声が枯れたのを覚えています。
数日後には九段下の日本武道館で全国高校空手道選抜大会が行われて、目黒高校が優勝しました。
僕が目黒高校に入学した年の3年生は、目黒の先輩たちから “弱い” と言われていたそうなのですが選抜大会優勝したんですよ
選抜大会優勝のご褒美として、沖縄旅行に行ったんですね〜今、思い出しました。
だからアレは、沖縄合宿というよりも沖縄旅行に近かったと思います。
練習試合とかもしていたかもしれませんけど。。。自分たちは見ていただけなので覚えてません
※選抜大会優勝後の沖縄合宿改め沖縄旅行
結局、僕が一年時の目黒高校は『選抜大会』の他に、熊本県で行われた第一回『火の国旗全国高等学校空手道優勝大会』も優勝しました。
この“火の国旗大会”は面白くて、空手の中では唯一の“勝ち抜き戦”なんです。
試合メンバー以外は学校に残って練習していたんですけど、『目黒優勝!』の一報を聞いた時は素直に嬉しかったです。
勝ち抜き戦なのでドラマチックなんですよね〜とても
決勝戦で、先鋒を務めていた3年生のポイントゲッターだった先輩は、膝に水が溜まっていて思うように動けず敗退。
そのまま勢いに乗った相手校の先鋒が、目黒の副将まで勝ち進み “目黒もここまでか!?” の場面
目黒の大将を務めていた深井兵吾先輩が、相手の大将までをゴボウ抜きしての逆転優勝だったそうです。
深井先輩は、身長160センチと少し位と恵まれた身長ではないにも関わらず、その年のインターハイ個人戦で優勝されていました。
当時の月間空手道で、決勝戦の写真が掲載されていましたが、相手は身長180センチを超えた巨漢で、さながら映画『死亡遊戯』でのカリーム・アブドゥール・ジャバールと闘うブルース・リーのようでした。
そんなこんなで、優勝した時は良いのですが・・・・
※数少ない建て替え前の実家の写真(2〜3年生頃)
先輩たちは、関東大会とインターハイ団体戦は優勝できませんでした。
目黒高校では優勝以外は例え2位でも “負け” なので、試合後に待っているのは “千本突き蹴り” なんですね。
・左手の逆突き千本
・右手の逆突き千本
・左足の前蹴り千本
・右足の前蹴り千本
合計で4千本ぶっ通しでするんですけど、時間にしてどれ位かは覚えていませんが、それはそれは壮絶でした。
1年生の時に、先輩たちが千本突き蹴りをしているのを見て、“やりたくないな〜”と素直に思ったものでしたが、結果的には目黒至上最多回数する事になります。
スキー合宿での悪夢
僕たちの代は、僕を入れた推薦組が10名いたのですが、入学式後に体験入部などで入る一般からの入部者は0でした。
入学式の日に1名欠けて、5月に1名、6月に1名、7月に1名欠けて、3年生が引退した夏には6名になっていました。
2年生になっても1年生扱いだった僕たちの中から5月、更に1名の脱落者がでて部員5名になりました。
一つ上の先輩たちの代は、14名いたのですが推薦組が7、8名の他は一般からの入部だったらしいです。あと、3年生が引退した後に出戻ってきた人がいたので、3年時には15名でした。
先輩3人に対して僕たちは1人、そして新1年生も15名もいたので、ちょっぴり淋しかったです。ウソです
淋しさなんて感じてる余裕もないのがホントのところでした
※新1年生を入れて春休みのスキー合宿
1年生の春休みには、空手道部なのになぜかスキー合宿に行きました。
その時に、ちょっと浮かれて調子こいていた僕たちの代は、山の上から下までのレースをしたのですが、かなりスピード出していたんでしょうね。
雅庵の皆川くんが激しく転倒しました。
僕は、転倒した皆川君を追い抜いて滑り降りて行ったのですが、実はこの時皆川くんは膝を大けがしてしまっていました。
手術をしてボルトを膝に入れなければならない程の大けがで、1年後にはそのボルトを抜く手術をしなければならず・・・・・・。
戦力としての皆川くんは脱退せざるを得ず、僕たちの代は 実質4人 になっちゃいました。
一番辛い1年生を耐えてきたのに、運動神経が良い皆川くんはよい選手になるような気がしていたので、ここでの皆川くんの脱落はホント辛かったです。
皆川君と仲が良かった藤井君は僕たちの代では唯一の180センチ越えでしたが、5月に脱退してしまいました。
目黒至上最強の代
数々のインターハイチャンピオンや学生チャンピオン、国体優勝者や世界チャンピオンなどを輩出してきた目黒高校空手道部の名将、村上先生ですが、その村上先生をして “目黒至上最強の代” と言われている代が2つあります。
目黒至上最強の代の一つは、中達也先輩の代だそうです。
強すぎる代とも言われていたそうですが、気性が激しい人ばかりの代だったので反則負けも多かったそうです。
そして2つ目の目黒至上最強の代は、僕たちの一つ上の先輩たちの代です。
戦歴で言えば、間違いなく目黒至上最強の代だと思います。
・東京都大会組手団体戦優勝
・東京都大会組手個人戦優勝
・春の高校選抜大会組手団体戦優勝
・火の国旗全国大会組手団体戦優勝
・関東大会組手団体戦準優勝
・関東大会組手個人戦優勝
・インターハイ組手団体戦優勝
・インターハイ組手個人戦優勝と準優勝
・インターハイ組手団体防具組手3位
・インターハイ男子個人型準優勝
加えて目黒高校に練習にきていた都立目黒の選手女子個人型優勝
沖縄県でインターハイ終了後に行われた祝勝会で飲んだ、オリオンビールが美味しかったですウソです
そして翌年、僕たちは先輩たちが持って帰った優勝トロフィー?を返還してまわる事となるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたにとって、素敵で幸せな日常でありますように願いを篭めて
※皆川くんとの間にいるのは村上くん。右側で麺をすすっている後輩の小泉くんは翌年のインターハイチャンピオン。
高校卒業後ボクサーに転向して日本一位までいきました。
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世の中には千差万別な素材、多種多彩な色合いのお財布があります。
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そこに人の努力や経験、知識などが積み重なって、様々なエキゾチックレザーを染色して時によっては更なる加工工程を踏まえたものなどもあります。
色合いとはまた違った“革感”をお探しの方はエキゾチックレザーも選択肢の一つとして考えていただければ幸いです。
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