"オリジナルブランド、リボーンのオールレザーは圧倒的な長寿命で長持ち!"
メンズに人気の長財布オールレザーは、財布のパーツ27ケ所全てに本革を使用
オールレザー長財布とは、その名の通り全て本革で製作された長財布です。
オールレザー長財布の表裏合わせたパーツの数は27(ベロ付は31)
その全てのパーツを本革(レザー)の吟面のみで製作しております。
*巻蛇などは更に革のパーツが増えます。
『オールレザー長財布』に使用している牛革は、希少なピット鞣しのサドルレザーの吟面だけを使用しています。
当然のことながら「合皮」(合成皮革)と呼ばれるフェイクレザーなどは一切使用しておりません。
*合成皮革と本革の違いについては『レザーって何??』をご覧ください。
革の吟面とトコ(床)面の違いは?
革は、吟面といわれる表面部分と、床(トコ)といわれる部分で構成されています。
ツルツルとした革の表面が吟面で、その裏側のザワザワとした部分がトコ面です。
トコ面を綺麗に毛羽立たせて仕上げたものが、スウェードやベロアとなります。
トコ革とは表皮(吟面)から2層目、3層目にあたる部位をいいます。
革の表面部分だけを吟面(銀面)と呼び、革として一番強い部分は吟面(表面)となります。
人間の皮膚を例にすると、つるつるとした肌の表面が吟面で、擦り剥いたりしたときに皮膚が剥がれた状態を想像すると分かりやすいかと思います。
かわの表記に「皮」と「革」の2種類があるけど、その違いは何?
余談ですが、かわを表記するときに「皮」と「革」の2種類がありますが、違いは
「皮」→みかんの皮と表記しますが、みかんの革とは表記しません。
皮とは、動植物の外表を覆っている膜。あるいは「化けの皮」や「欲の皮」など、物事の本質を覆っているものをいいます。
より詳細な情報は【皮と革の違い】〜Reborn as leather〜 をご覧ください。
本題に戻って「本革」とは革の最表面である吟面付(表面)の革のことを指します。
数々の革製品、財布ブランドを手掛けてきた職人をして『これほど贅沢な財布は、今まで作ったことが無い』と言わせしめたその理由
リボーンの長財布オールレザーで使用している牛革は、希少なピット鞣しの(ヌメ革)サドルレザーの吟面だけを使用しています。
一般的なオールレザーの長財布は、一ヶ所に一枚の革を使用しておりますが、リボーンの“長財布オールレザー’では全てのパーツの裏側に、ピット鞣しのサドルレザーの吟面を使用しています。
その理由は、耐久性と経年変化にあります。
先ほどの人間の皮膚の例をイメージしていただけるとご理解いただきやすいかと思いますが、外敵から身を守るために進化した肌は、動物も同じです。
その進化した肌である天然の皮に人智が融合した“革”の吟面は、非常に丈夫かつ経年変化を楽しめる上級皮革と成ります。
*ピット鞣しとは
タンニン剤が入ったピットという槽に皮を漬け込んで鞣す方法。
濃度や成分が違った槽をいくつも準備し、 タンナー がその槽へと皮を漬け込む。
皮の深層部までタンニンを含ませるために、いくつもの槽を準備する必要があるので、手間と時間(一か月以上)と空間が必要です。
当然、それらはコストとして跳ね返ってくるので高価なものとなります。
皮への負担が少なく自然な風合いを活かしたまま良い状態となるので、美しい仕上がりとなります。
世界でも最高級とされる日本製の革「栃木レザー」は、このピット鞣しで作られています。
*タンニンとは
渋柿などで有名な、あの“渋”のことです。
植物性の材料を使用した鞣しで、人体と環境に優しい製法です。
長財布オールレザーに使用しているマチの部分です。
カロングの吟面とサドルレザーの吟面を貼り合わせたものをマチに使用しています。
表面が、淡水に生息する希少なへび革“カロング”で、裏面がサドルレザーです。
全てのパーツが、このように革の吟面(表面)を貼り合わせて製作しています。
一つの財布に、裏地として使用している革の素材(ピット鞣しのサドルレザー)とその使用料を知っている職人だからこそ、『これほど贅沢な財布は作ったことが無い』と言ったことの理由の一つであります。
一般的なオールレザー長財布の2倍の革と技術とこだわりが詰まった長財布です。
サドルレザーよりも希少で高級なE−レザーを惜しげなく使用!
エキゾチックレザーに携わって50年以上の歴史を持つリボーンでは、その歴史で培われてきた革の知識や見識、性能を踏まえて、アウター(外側)とインナー(内側)全てのパーツにE−レザーの吟面(表面)のみを使用しています。
長財布オールレザーでは、リングマークリザードよりも希少でクロコダイルのようなウロコ模様が美しいトカゲ革“テジュー”や、淡水に生息するウロコをもたないヘビ革“カロング”ダイヤモンドパイソンなどの天然皮革のもつ味わいをお楽しみいただけます。
エキゾチックレザーについての詳しい情報は【エキゾチックレザーって何?】をご覧ください。
‘E-レザー/E-Leather’とは?
オールレザー長財布(トカゲ革)
◇テジューマット黒(ベロ付)/Re-Bone Special(リボーンスペシャル)
アウターにはクロコダイルのようなウロコ模様が美しい“テジュー”を使用し、インナー収納部全てのパーツには、カロング(マット黒)を使用した、トカゲとへび革2種類のE−レザーをお楽しみいただけるオールレザーウォレット。
ベロ部分もテジューを使用しています。
オールレザー長財布(蛇革)
◆カロング・チョコ&キャメル/Re-Bone Special(リボーンスペシャル)
淡水に生息する、へび革特有のウロコ模様を持たない希少で美しい“カロング”のマット2色使いのカロングウォレット。アウターはチョコ(ダークブラウン)でインナーとベロ部分はキャメルと2色のコントラストをお楽しみいただけるオールレザーウォレット。
オールレザー長財布(蛇革)◆ダイヤモンドパイソン迷彩柄/Re-Bone Special(リボーンスペシャル)
迷彩柄をプリントした後に、絶妙なコントラストを醸し出すために吟面を擦ったダイヤモンドパイソンをアウターに使用。インナーに使用しているカロングとの対比をお楽しみいただける2種類のへび革を使用したオールレザーウォレット。
財布の寿命を決定する財布の内側へのこだわり
財布の外観が顔だとするなら、26のパーツが財布の身体
27つのパーツから成る、長財布オールレザーですが、ショーケースに飾られた時に目に入る財布の外観(見た目)は、その中の一つのパーツにすぎません。
そのたった一つのパーツが、いかに高級皮革を使用していたとしても、それ以外の26個のパーツに使われている素材が良くないものであれば、その財布の価値と寿命もおのずと決まってしまいます。
財布の身体にあたる26のパーツが、その財布の価値を左右するといっても良いかもしれません。
26個のパーツで作られる内側にこだわった財布を、外観で選んでいただく。リボーンは、そう考えます。
財布を構成している全てのパーツに本革(E−レザー/サドルレザー)の吟面(表面)を使用しています。
例えば、内側がコバのままの小銭入れなどでは、使い続けているうちにコバがほつれてきて、革のカスなどで汚れてきてしまいますが、小銭入れの内側にも吟面をしている長財布オールレザーでは、吟面なのでほつれることなどはなく、逆に使い続けているうちに経年変化して財布の“味”となってきます。
財布を選ぶ時に見るべきポイント、財布の内側のチェックポイントなどはこちらのページ
【プロが教える革財布の選び方、おすすめのメンズブランドから選ぶポイントは!?】をご覧ください。
“メゾンブランド”といわれる海外高級ブランドと同じファスナーを使用
高級皮革を全てのパーツに使用して、高級感と経年変化をお楽しみいただける財布ですから、長年ご愛用いただくためには、ファスナーにもこだわらなければなりません。
長財布オールレザーで使用しているファスナーは、日本が世界に誇るファスナーブランドであるYKKの中でも、最高級と謳われ、海外高級ブランドでも使用されていることでも有名な、YKKエクセラファスナーを使用しています。
*Ykkエクセラファスナー
海外の高級ブランドでも使用されていることで有名な“EXCELLA”(“エクセラ”)は、エレメントひとつひとつの全面に入念な磨きをかけた滑らかなファスナーです。美しく輝く本金メッキなど、豊富なエレメントカラーのバリエーションで衣類・バッグを引き立てる、品位・風格ともファスナーの貴婦人です。
コバ処理にみる職人の技量とこだわり
高級皮革を贅沢に使用し、海外高級ブランドと同じファスナーを使用しただけでは、高級財布とはなりません。
そこには、革の薄さをコンマmm単位で、革の強度を見極めながら漉く職人の技量がプラスされ、職人のこだわりを、財布という作品に反映させてはじめて完成へと近づくのです。
コバ処理とは、革を裁断した断面のことを“コバ”というので、この断面であるコバが滑らかになるように、ヤスリなどで磨いてならします。
そして、ある程度滑らかになってきたら、今後は断面に耐久性を持たせるために、コバ剤を塗ります→磨く→塗る→磨く→これを何度となく繰り返します。
コバ塗は職人の技量を見られる仕事でもあるので、ここにも職人のこだわりが垣間見えます。
幾度となく、同じ作業を繰り返しながら完成へと近づいていくのです。
「綿密な計算」「熟練の技量」「職人のこだわり」それらが注ぎ込まれてはじめて『財布』という一つの作品に成ります。
“ひとつの宇宙”といっても良いのではないかと個人的には思っております。
最終的には、お客様が使い続けることによって完成するものだと思っています。
これだけの工程を経て、『財布』という形となった作品を、お客様が使い続けて“完成”させていただけたら幸せに存じます。
最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございました。
■パイソン 迷彩柄/長財布オールレザーの製作工程
長財布オールレザーの製作工程をご紹介しています。